40代の自転車競技

44歳。おやじ。事故死を免れ、再び輪界への挑戦。

レース

2017 JBCF 岬クリテリウム【E2 10位】

3月16日の岬クリテリウム(E2 10位)
事故から復帰して初めての実業団レース。
退院して1年と4か月、積み上げた練習はどうであるか。
そしてレース上での活発な集団走行、激しい集団での勝負争いに
問題なく交わる事ができるか。
今回は順位争いではなく、体力的な面と合わせて
精神的な面を確かめることを主観としていたので
無事に良い位置で完走できれば良しとする内容だった。
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集団走行に交わるためには、問題なくそれについて行く為の体力をつけておく事が前提。
レースは通常のソロ練以上のペース維持が必要となり、それなりしんどい部分もあったが
ひとまずついていけるだけの能力はあった。
ただしE2であればの話。
E1になった場合はさらに負荷の強い練習をしていかないと、すぐ千切れてしまうのかもしれない。

ゼーハーゼーハーしながら、ついていく位置を替えたりしながら
いろいろな選手に紛れてコーナーを繰り返してく事も問題はなかった。
久々の激しいシチュエーションの中、頭がテンパる事もなく
冷静な状況判断が出来ていたと思う。
コーナーリングは各個人のセンス的な問題もあるので下手すると
コーナーリング中の選手に巻き込まれてしまう危険もあるので
直前の動きを把握しながら判断・反応を極める事ができるかが重要なポイントであった。

贅沢ながら勝負する力的なものはどうかという事に関しては
最終周の時に最後尾から上がっていく事をし、ゴール前の直線でどこまで行けるかを実践した。
残念ながら最終コーナーは先頭ではなく、中盤域から上がって行くこととなる。
勝負は残り500メートルから始まると考えてる。
順位争いは左寄りの先頭グループで始まる。
500mを切った時点で激しい位置争いが始まっている。
もちろん力及ばずな選手や尽き果てた選手もたくさん出てくる。
自分としては混雑している中を縫いあがるような事はせず、
スカスカの右側から単独で上がっていく。
目の前は完全クリアで絶対安全な状況ではありながら
風の抵抗をまともに受けるので、上がっていくのは少々キツイ感じもした。
そこからのデータ的な内容は
 残 500m 速度 45km/h 心拍 191bpm ケイデンス 101rpm
 残 400m  速度 51km/h 心拍 192bpm ケイデンス 140rpm
 残 300m 速度 52km/h 心拍 193bpm ケイデンス 143rpm
  残 200m 速度 54km/h 心拍 195bpm ケイデンス 141rpm
  残 100m 速度 55km/h 心拍 197bpm ケイデンス 134rpm
内容を見るとこれまでの練習で見る事のなかった心拍数やケイデンスが出ている。
今後、もっと心拍を上げる練習ができる事、重いギアを回せなくなってきたものの
速い回転で補うことができている事がわかった。
そして単独で10位まで上がることができるならば、
ゴール争いで集団に紛れることができれば、もう少し良い順位になれるのかもしれない。
いやいやシーズン始めだからみんなのコンディションが低いままなのかもしれない・・・。
まぁとにかく様子見であったものの良いレースだったと思う。

また舞洲も頑張ろう。

おしまい。

ちょい走り【鍋谷峠】

今日はアカマツ号を再塗装の為、河内長野にある工房赤松へ顔を出した。
赤松さんは工房の凄腕職人であると共に元々所属していたチームの監督でもある。
また僕がコルナゴの総代理店であるエヌビーエスに入社する前、
社長に紹介書まで書いてもらったうえで人選して頂いたという、
非常にお世話になり御恩を感じている方でもある。
なので伺う時には手土産はかかさず・・・・・。
しかし、伺う前に近くの鍋谷峠を10年ぶりに攻めてみようと思い立った。
さっと訪れればよいものの、失礼な男かもしれない・・・。

鍋谷峠は府下の実業団チームをはじめ、多くのサイクリストがその日の序盤に
走る峠である。
距離は約6km、平均勾配7.3%と今や少々キツく感じる峠でもある。
昔はシマノレーシングに付いて走れるぐらい登坂力もあったのだが
今はどのくらい衰えてしまったのか。
実戦に伴った経験であるので、今昔の比較峠としては意味ある所だと感じる。
自転車を積んだ車は170号線から少し離れたところに駐車し、
登り口の4kmほどをアップとして走る。
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峠の麓である父鬼町は穏やか集落だなぁと懐かしさを感じながらアップする。
懐かしさを感じつつ、登り口までの坂で辛さまで感じたりもする。
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スタート前に辛いとかキツイとか感じるなんてアップとしてはモノ足りないのかもしれない。
感じんのスタート地点は関西ヒルクライムに掲載されている箇所とする。
昔は関西ヒルクライムは見た事もなかったので
今となっては、計測するための基準箇所としているのでとても参考になる。
恐ろしいライバル達のタイムも参考になり、気合を入れる材料にもなる。
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早速スタートしてみたところ、序盤部分がかなりキツく感じる。
後半に備えて、抑え気味に走ろうと考えていたが、下手すると
蛇行しなくてはならない恐れもあるので正直抑え気味で・・・というは無理だと思う。
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ちなみに画像は下り時に撮影したもの。
道中はほとんど杉林となっており、春先はアレルギーに苦しんでいた人もいた。
また道幅は狭いうえ、交通量もそこそこあり、車を避けながら走るには
路肩の落ち葉に気を許すわけにはいかない。
最初から最後までいろんな意味で気を抜けない峠かもしれない。
ゼイゼイハァハァ言いながら登りきったタイムは21分26秒。
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25分くらいかかるかと思いきや、予想より速く登る事が出来た。
今の状態でこのタイムならシーズンイン前なら1分ぐらいは縮まるような気がする。
場所が場所だけに他人と比較はせず、自分基準の楽しみ方だけの話だけどね。
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登頂後、アルプスを感じながら和歌山に下る。
下ってる最中にちょっとした吹雪にあったりもする。
半分くらい下ったところで、工房に行く約束を思い出した。
長い下りゆえ、もう一度戻ってくるには時間が掛かりすぎる。
申し訳ない気持ちと残念な気持ちに挟まれて鍋谷峠を離れた。
ちなみに大阪側では鍋谷峠のトンネル工事という大規模な工事が行われている。
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何もなかった鍋谷峠も大阪と和歌山をつなぐ便利な箇所になるんだろうな。

その後、工房赤松に顔を出し、自分のアカマツ号を預けてきた。
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塗装以外に修復すべき個所は多々ある。
いろいろ話を伺ったところ、塗装剥しには相当な時間がかかるようだ。
3月のレースまでに間に合ってほしいと静かながらにこちらの強い要望を
伝えながら工房を離れた。
色々な会話で3時間近くも楽しんでしまう良い機会だった。
また訪ねてこよう。工房の邪魔とならぬように・・・。

おしまい。

JCBF 西日本ロードクラシック (広島ロード2日目)

すっかり遅くなってしまった。

さて、1日目のダメージを引きずりながらの2日目。
内臓系はバッチリ復調してるから、朝から激辛のキムチラーメンなど
食してカロリー摂取に勤しむ。

前日のレース前は変に余裕をかまして
現場でコーヒーなど楽しんでいたが2日目はそうはいかない。
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脚に残っている乳酸を除去すべく、小1時間ほどローラーを回す。
レースでこれだけ神妙にローラーを回すのは初めてかもしれない。
信奉するチームSKYの影響も少なからずある。
でも我慢して回してよかった。朝からバキバキだった脚も若干軽やかになった。
あとは実際に負荷かかった時にどうなるか。
怖いので事前に試してみることはしない・・・・。出たとこ勝負だ。

アップも十分に行い、レース本番。
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僕ごときがおこがましくも、
チェックするコラッジオの面々に紛れてスタンバイする。
今日は元気な高校生もいないし、
きっとみんな疲れている事に大きな期待を寄せる。
あくまで疲れているはずに違いない。という希望的観測に過ぎないが(苦笑)

疲れている脚に極力無理をさせず、1周1周をお得に回るなら先頭。
後方でのスタンバイだったが、スタートと同時に一気に前方へ上がる。
相変わらずスピードは速いが、気のせいか前日より緩い気がする。
速度が遅い(前日比)のならば、前で走ってる事との相乗効果で
そう感じても間違いではなかろう。
ただ前日より緩いというだけで、速い、キツイ、しんどい事は間違いない。
それでも「1周得した(ホッ)」と思いつつ、2周目。

先頭集団のまま、間もなく登り区間というところで
イエロージャージがチーム員に
「これから集団を潰す動きにでるから・・・・」と話す声が聞こえる。
そして一気に先頭へおどり出てペースを上げる。
それはもう半端ないスピードだった(泣)。
さすが去年のプロチーム出身者、ここぞという時のパワーが違う。
そんなペースアップに「ここで全力出して千切れたら諦めよう」という気持ちで
喰らいついて行く。
僕の「生き残り走法」はこれの繰り返し。
幸い「もうアカン・・・」となる手前でペースが落ち着いたので
生き長らえることができた。
多くの選手がこの時に千切れたものと推測する。

そして3周目、比較的緩いペースで展開した。
ここでも「また1周得した・・・神さま有難う・・・」と心の中でつぶやく。
「大袈裟な・・・」とお思いかもしれないが、
切れるか切れないかの瀬戸際で走ってると本当にそう思わざるを得ない。
僕のような中途半端な強さだと、ついて行くのも地獄だが切れても地獄になる。
そもそも切れちゃうと今日まで積み上げてきたものが全く無駄になってしまう。
そんな事を考えると、パックの状態でS/Gラインを通過できる事は
感謝以外何物でもないでしょう。

4周目は3段坂のトンネル付近で「ヤバいかも」と感じるようになった。
心臓破りの坂の集団の動きしだいでは「千切れちゃうかも・・・」
千切れなくても最終回はもたないだろう、そんな状態となった。

5周目、先頭集団内でも所々バラけるような感じが見受けられる。
気を付けないと中切れを喰らう。
そんな中、下りで前と距離を開ける選手がいた。
その選手の後方についてると勢いで登れる坂も脚を使わざるを得ない。
彼自身は差が開いても詰めれる脚を持ってるようであるが
もはやリミットギリギリで走ってる僕にとっては
その1回1回が寿命を縮めている。

「彼の前に出なくては」そう思いながら抜け出しを図るが
前を行く選手達の速度も上がってるのでなかなか追いつけない。
一息つけるのは決まって三段坂の手前である・・・。
しかし最終周、集団の速度もそこそこのものである。
一息つく間もなく、坂をこなしていく。
心臓破りの坂でアタックされたら成すすべなし。
「どうか、イーブンペースで行ってください。」
「脚、どうか坂を越えるまで耐えてくれっ。」
だれにお願いするでもなく、心の中で唱える。

そして心臓破りの坂。
ペースが上がる。
もう僕は集団最後尾。
「あとココだけ・・・あとココだけっ!もってくれ脚!
ここで千切れたら今日頑張っていた意味がないっ!」
その一心で挑む。

ふーーーっと視界が狭まり、意識が遠のきそうになったその時、
昨日のゴール後、僕に説教垂れてきた選手が
「頑張りましょうっ!」と声を掛けてきた。
一瞬花園を巡りかけていた僕の意識が現実に戻り、
「な、なにをこの野郎っ!」
奇しくもこれがカンフル剤となり、絞りカスからエキスが出てきた。

ヨレヨレで坂をクリアし、ホームストレート前の坂までには
集団になる事が出来た。
集団前のほうでシケインをクリアし、ホームストレートに入ったが
この出涸らしの脚でできる事はたかだか知れている。
ただこの人数はヤバい。
間違いなくやってはならない着順が控えている。
「もはやデカい事は望みませんっ!やってはならない着だけは・・・っ!」
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いい番手にも付いた。もはや踏めんけどアウターも入れたっ!
「あかんっ!重いっ!」と即座に2枚落としたけど・・・。
「お願いっ!できるだけ前にっ!アレの前にっ!こいつより先にっ!」
この時の心理状態わかって頂けるだろうか?
ツールとか見てると、ゴールで選手が頭突きで隣の選手抑えたり、
不自然に身体張って抑えたりしてるシーンがあるけど、
あの気持ちがわかる。
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あの人達は優勝するかしないかの瀬戸際なので
こんなショボイものと比較してはならないが
ショボイながらも気持ちはそんな感じであり、
精神世界でいうところのツールの選手の意識とリンクしている瞬間であると思う。

そんな状況で獲った着順は

16位・・・・。

ふぁんふぁんふぁんふぁ~~~~ん・・・

いただいた実業団ポイントは完走者と同じ20P・・・
最後まで残れたら、何かすごい物を得る可能性があるけど
得れなければそれまで。なんと無情なことよのう・・・。
最後の最後まで頑張ったのに、なんだか報われない気分

くやしければもっと修行を積めという事でしょうなぁ。

今回も遠くから応援来て頂いたサポーターの皆さん有難うございました。
前日に壊れたFDを問題ないレベルに補修してくれた蟹光線の店の人、有難う。
ブログを介して応援してくれているお友達、有難うございました。
そして2日間戦った仲間達と同志達、お疲れ様でした。

しばらくの休息をし、また後半戦頑張っていきたいと思います。

前半戦終了
実業団個人ランキング 22位
チームランキング 21位

JBCFチームタイムトライアル広島(広島ロード1日目)

E1カテゴリー 12位

チームタイムトライアルとなっているが
これはプロツアーだけの話で、実業団エリートはマストロードレースである。

あまりのしんどさで展開は詳しく覚えてない。
とにかく喰らいついて生き残る事に集中した。
残っていれば何か転がってくるかもしれない。

わずかに残ってる記憶を思い起こすと・・・
1周目、17分台という記録的なタイムで周回していたようだ。
集団中程に位置していたが、中切れの危険が山盛り。
わかってはいたが脚を使い倒した周回だった。
2周目、集団中ほどで展開していた1周目と違い集団先頭で展開する。
ユースの選手がガンガン飛び出しを図る。コラッジオ、VCフクオカなど
有力チームが潰しにかかるので必然的にペースが上がる。
そして上がったペースはなかなか落ちない・・・。
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3周目だったか
一瞬の隙をつかれた「間」が第2集団への転落の危機となる。
バックでついたわずか10mの差を埋めれたのは
ホームストレートを通過し、再び下りに入った時だった。
追走グループの中に鬼牽きできる男前な選手が1名いた事が救いだった。
IMG_4132 (2)
4周目、バックで前腿が攣る。
普段練習で使わない筋肉を酷使しすぎたか。
脚を止めて揉みたいが、そんな間はない・・・。
中指を突き出した拳骨をガツンガツンと太腿に喰らわし、血流を促す。
勝負所の展望台では自転車が壊れるかと思うくらい
ダンシングでこね繰りまわしてクリアする。
脚が攣って仕方なかった事だが
傍から見たらきっとブレイクダンスを踊ってるかのように見えただろう。

我慢の甲斐あって、先頭集団でゴールへ向かうことができた。
最後のホームストレートに入る登りの時は4番目。
ホームストレートに入った時は6番目。
関西有力チームのM氏の番手につく。
このまま行けば入賞!と思いきや・・・
思いのほかストレートが長ーい。

蓋をあけてみたら「やってはならない順位」だった。
2人の高校生が猛烈に強く、2秒も差をつけワンツーフィニッシュ。
それに続く集団の頭も高校生。
実業団E1の1、2、3の表象台は高校生に持って行かれるという
なんとも情けない結果となった1日目だった。
自分自身は普段出せてない領域で走れたし、内容は次第点かと思う。
苦手な登りも千切れんかったしね。
ただもう少し結果に繋げれないものかと思う。

その日の夜は酷使した身体に栄養補給。
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40も越えたおっさんどもには、これほどのサプリメントは他にあるまい。
2日目を控えてる選手団とは思えないほどの量で
シビアなチームからすれば、馬鹿野郎と思われても仕方ない。

ストイックなままでいける年代は過ぎた。
ストレスを感じたままレースに挑むより、精神衛生上はるかに健全だ
これをなくせば順位が2つぐらい上がる?
違う。
これがあるから順位が2つ上がったんだよ。

そんな40代親父は明日も頑張る。

ツールド熊野 3日目【7位】

E1  太地半島周回コース  7位

チャンスというのは・・・
転がってるモノを拾うのではなく、掴みにいくもの。
と考える。イメージでいうとこんな感じ。
※個人的にこう見えてるだけなのであしからず。
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最強に強い人、いわゆる天才といわれる人は
絶対的な力を持ってして、獲るべくして獲るからチャンスなんてのは目もくれない。
もしかするとチャンスなんて概念もないのかも知れない。

それはさておき、僕のような凡人が勝負に挑むにあたっては
「いかなる時がチャンスであるか」を見極めなくてはならない。
自分にあるかどうかも怪しいものだが、「絶対的な力」というものが
衰退しつつある今日この頃、表彰台に上ろうと思えば、
このチャンスというもの見極め、それを確実に活かさなくては勝機は見出せない。

チャンスを見極める目、それは経験がなせる業であって、
これまでの競技経験の積み重ねによって培われる。
そしてもう一つ大事な事は「チャンスを掴むための脚」がいる事。
せっかく「ここがチャンスだ!」と思ってもついて行けなければ意味がない。
ずっと踏んでいける脚でなくとも、要所要所で踏める脚、そんな脚がいる。
それもまた普段の練習の積み重ねの上に培われる。

これらを理解していれば、
絶対的な剛脚がなくてもなんとかなるんじゃないかというのが僕の持論。

前起きが長くなったが、入賞を目論んで挑んだ太地ステージ。
チャンス云々語る前に漁港の登りを3回も登れるかどうかが
不安でいっぱいであったのはココだけの話。

1周目。
前で走ることを心掛けていたが、漁港に近付くにつれて集団が活性化する。
みんな登りに入る前のシケインをいい位置で入ろうとする。
またこの区間は対面通行で道幅が狭くなるので
無理に上がろうとする事は落車の危険をはらんでいる。
で謙虚な姿勢で挑むと、鬼の立ち上がり、地獄の登りに苦しめられる。
太地ステージ攻略のポイントは登りを前のほうでクリアする事。
登り切ったところで集団のスピードがアップし、下りまで続くので
登坂中、千切れ組に入ったりすると復活は厳しいものとなる。
1周目は千切れ組ではないが、それに近いあがき組に入ってたので
それはそれはもうヒドイ目にあった。
インターバルに次ぐインターバルがホームストレートに戻るまで続いた。

2周目。
懲りたのでシケインに入る前には少しアグレッシブに行ってポジションを上げる。
登りでは絶対的に強い選手達がグングン登るので
前のほうで入ったとしても、徐々に後方に下がる事となる。
ただKOMは集団で越えることになるので
無駄な追っかけが発生しないので、生き残る手段としては大切な事である。
前の方で走るのもしんどいが、やはり後方からついて行くより数段楽である。
問題である3周目の登りに備えて脚を温存できた周回だった。

3周目。
無事に登りもクリアできたので、あとは集団の動きをよく観察しながら
展開についていく。
若干いっぱいいっぱい感であるが次の「勝利への鉄則」を酸欠気味の頭で再確認した。
①まず下りはできる限り前の方で突入する事。
②後方となった場合、漁港で置いていかれない事。
③もし千切れた場合はトンネルまでに追いつく事。
④トンネルでのアタックは見逃さない事。
⑤去年失敗した「500m to GO」で早掛けしない事。

シチュエーションを考えながら岬部分のアップダウンをクリアしていく。
そして半島のピークに達する頃、3人の選手がアタックした。
高校生選手だったか、かなり勢いよく飛び出していった。
集団はあまり反応しない。

「勝利への鉄則①」を完遂するため、ここは反応所でしょう。
またその先の展開を考えた場合、下りの集団は間違いなくカオスとなり、
無理な追い越し等で落車の危険がある、仮に集団内全員がこれらを鑑み、
整然と下った場合、逃げた3人には圧倒的なアドバンテージを
与える事となる。
アタックが掛かった瞬間にこれらの事が頭をよぎった。
それと同時にこれがいわゆる「チャンス」だと認識。

僕も渾身の力を振り絞って飛び出した!
誰も被ってこないが仕方無い。何としても追いつくのだ!
しかし、やつら速い!
「絶対、あきらめねぇぞっ!」
合流まであと数mのところで「ヤバい、脚いっぱいや!」というのが正直なところ。

ところが、急に、

「根性見せいっ!」と怒声がして、1名の選手が僕を抜いていく。

芸人のネタではないが「ちょ、ちょっと、待ったらんかい、おにいさんっ!」
逃げた選手を先頭交代なしで追いかけたの僕ですけど・・・・。
合流間際にサラリと行ってそりゃないでしょう(苦笑)
ま、その一言で良くも悪くも喝が入った事は間違いない。

その後、無事に合流する事ができ、自分のラインで下り、漁港を突破。
「勝利への鉄則」①~④を問題なく完遂できた。
チャンスを見極め、がっちりチャンスを掴み、勝利への足固めは出来た。
再びトンネルでのアタックも難なく反応し、残り500m地点までに
10数名のトレインが組みあがった。
しかし500mを切ったところでスプリントが掛かった。
去年失敗した距離ではあるが、前に10人ほどいるので今回は大丈夫だろうと、
冷静に判断し、速度を上げて行く。
残り200mを切ったとき、前に3人だった(と思う)ので正直「表彰台獲った!」と思った。

油断はしてなかったが、とても残念な結果となってしまった。
一度でも後方を確認して、状況を掴んどいてもよかったかなと思う。
まぁ、500m切った時点で全力で行ってたから
確認したところで何か出来たというわけでもないが。
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これまでの長い競技生活で涙なんて出た事はなかったが
なんだか今回は出ちゃったね。
悔しいやら悲しいやらで。
今度は掴んだチャンスを形するための脚を作らないとね。

ツールド熊野 リザルト
1日目   8位
2日目  18位
3日目   7位
個人総合 7位

この3日間、チームとしても大健闘だった。
ちなみにチームランキングが22位まで上がった。
ポイント獲得率は上位チームに勝る内容だった。
1名落車により負傷してしまったが
しっかり養生し、戦線復帰してもらい、
また全員で頑張っていきたいと思う。

次は広島で。

おしまい





ギャラリー
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