箕面朝練コースを走っていた。
第3ステージのトンネル抜けたら、気持ちのスイッチが入る。
3.9kmを満足いく内容で走る。
これが朝練ひとつの目標。
シーズン中は7分前半で走り、オフシーズンは8分台で走れる事を目指す。
その目標達成を目指して走っていたところ、残り2分ぐらいで
タイヤがパーーーーーンッ!
音の大きさにびっくりした。

しばらくパンクした事もなかったし、バーストなんてとんとない。
回りも後ろも誰もいないので、急制動かけて急降車。
バーストはタイヤの空気圧一瞬で0になるので、落車のスリルと
ホイール破損のリスクが突っ走る。
パンクは圧が0になる前に気付くから慌てる必要はないが、
バーストは発生した途端、ホイールがゴリゴリ鳴り始める。

自身の反応が早ければ、サッと自転車を降りる事ができるが
反応が悪ければ、ゴリゴリ音がガリガリ音に変わる。
それはタイヤが外れて、リムが直路面となるから・・・。
流行りのカーボンリムならおしまいに近づく。
今回は即対応する際、回りに誰もいなかったのが幸いだった。
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降車して、タイヤに詰めれるものを探しながらゴールまで歩く。
道中に煙草の空ケース、赤飯おこわの空袋を発見し確保。
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ゴール地点にてバーストタイヤの応急策として、
どちらかをタイヤに挟み込もうと思ってはいたが
先着のチーム員方々がいろいろな小道具を提供してくれた。
言うてみれば世間的にゴミ扱いのものをタイヤに挟む予定だったが、
カッターナイフをお借りして、パンクしたチューブを10cmカットし、
タイヤのバースト部分に「当てモノ」として張る。
また「当てモノ」がズレないように粘着リムテープを出してくれたり、
なんとガムテープを出してくれたりした!
これで「当てモノ」がズレることなくタイヤ内に固定、バーストを完全補強!
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バーストの際、回りに人がいない事を幸いと言ってはいたが、
人がいなければそういった完全補強に至れるわけではない。
もちろんどれだけ親切に承ってくれるかが課題でもあるが
今回は日々親しい方々だったのが不幸中の幸いであった。
なーんにもない状況であれば、間違いなく10数キロを
自転車担いで歩いて帰ることになるのは間違いない。
昔、数時間かけて自転車を担ぎ、シマノシューズを脱いで歩いて帰った経験もあるから・・・・。
本当に感謝感激の朝練タイムだった。

さて、今回バーストしたタイヤであるが、まだ100km走行にも至っていない。
タイムトライアルと数回のクリテに使用したのみ。
バーストした原因は何か。
それはタイヤ内に耐パンクベルトが入っておらず、
どこかで急制動かけたしわ寄せがココで出た。
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製品はビットリアのディアマンテ プロライト。
重量は170gで本体はペラッペラで非常に軽い。
これは修善寺CSCや群馬CSCのような整備された専用コースなどの
決戦には最適かもしれないが、公道コースなどの使用においては
一発決戦用としてのアイテムにしたほうがいいかも知れない。
今回は自分には必要ないから練習用に格下げだ!として使ってみたものの
そういった事には全く向いてないタイヤである事を痛感した。
さぁて、在庫をどうやって使いこなすか・・・・。

おしまい。