内灘タイムトライアルに行って来た。
ソロ活動なので1人で現地に赴き、車内で眠る。
今回はいつになく完璧な荷物の積み方だった。
DSC_2416 (2)
リアシート半面にスタンド装着のままTTバイクを収納。
またその半面は寝袋に入ってゆったり?眠れるスペースを確保。
助手席にボストンバックや食い物を収納。
快適なスペースを確保した自家用車で300kmを走行。
下道で・・・。
夜間は北へ進めば進むほど信号や通行車両が少なくなる。
5時間かけて石川県内灘に到着。
そして1時半、車内の快適スペースで仮眠をとる。

6時半から現地で準備をし、試走する。
DSC_2417 (2)
試走してみると体調がすこぶる良く感じる。
DSC_2404 (2)
調整ランでいただけない体調、コンディションに合わせた設定を
出走数時間前に大きくいじる。
本来はいじるべきではないのだが、昔から直前にいじるのは自分の悪い癖。
しかし今感じるコンディションにピーンと来るポジションで挑みたいのは
自分だけではないと思う。
ただそれを勇気をもっていじれるか。それに尽きると思う。

試走した結果、アップした肘置きを5mmダウン。
(妙にハンドル牽きの力が沸いてきていた。)
もちろんTTバーも下げたかったが手間を要するのであきらめた。
サドル高を3mmアップ。
(ストレッチで脚関節が妙に伸びたのか、いつもより踏んで回せる感じがした。)
事前に高回転を意識したクリート先寄りセッティングから1メモリ、土踏まず側に寄せる。
(股関節から伸びた感じがあったので、いつも通りトルクフルなクリート位置でイケる気がした。)
サドルは事前に前上がりから水平にしていたのだが、ハンドル牽きの力のため、
股間が前に引き寄せられる為、いつも通り前上がりに再設定。
DSC_2418 (2)
そうしてタイムトライアルに挑む。
距離は10kmなので心拍数に無理をさせないようにする。
最大心拍は192bpm、平坦であれば185bpmを維持することは出来るのだが
10kmの区間をスピード維持したまま続けられるかどうかは微妙なところ。
間違いなく10km続けられるは182bpm、それで行こうと決めた。
しかし、出走してみると前走者がジワリジワリと近づいてくる。
そうなると抜きたくなるのが選手の悪い性分ではないだろうか。
「距離はある、ゴールまでに抜ければ良しとしよう」と考えていたが
やってしまった。
抜いてみると2つ前の走者が近づいてくる。
心拍は185bpmを前後している。
これは間違いなくダメージとして出てくる。そのダメージがどの距離なのか・・・。
アカンアカンと考えながらも2人抜き、3人抜き。
その先からはバテた選手、距離の苦手な選手が次々と出てくる。
それを抜く。
でも抜いたからと言って自分のタイムが伸びいる訳でもない。
とにかく心拍、脚力がダウンすることのないように挑んでいるのだが、
自分自身も6km付近でダメージを感じた。
「あかん、きた・・・」と感じながらも落ち切らないようクランク回しをコントロールする。
要は心拍負担を一時減らすため、重ギアをゴリゴリ踏む。
心拍が落ち着いたら軽いギアでケイデンスを上げなおす。

最後のストレートも本当ならダッシュをかましたいところだが、
すべてがいっぱいいっぱいなので出来るはずもない。
しかしペダリングパワーの解析から最後は872W出てたので
ダメだと思っても出るモノはでるんだなと。
まぁ数秒の話だからあんまり意味はない気がするが・・・。

結果7人抜いてどういった結果になってるか。
蓋をあけてみると3位入賞だった。
DSC_2424 (2)
実は表彰会場は遠いところにあり、結果発表のある駐車場からは
巡回バスに乗って行かないとダメ。
あれやこれやとしていたら、巡回バスに乗っていっても間に合わんかった。
チームをアピールする絶好の機会だったのに活かす事ができなかった。
優勝者はTEAM光の加藤さん     13分04秒998  45.85km/h
  2位はVC VELOCEの浅野さん  13分15秒532  45.25km/h
  3位のBC ANELLOの自分     13分20秒022  44.97km/h

もう少し練習を積むこと、前走者につられない事を実践すると
間違いなくまだ上に上がれる。
次に挑むときはそうでありたい。
ちなみに年齢的な事ながら、前日にちゃんと布団で寝るようにしたら
必然的に勝てるようになるのかもしれない・・・。

おしまい。