公休日だった日曜日の朝練。
集合したチーム員に自分の練習コースである伏尾~余野TTコースを案内した。
いつも1人で走るコースを数名で走るとどれだけ踏ん張りが増すか。
その結果、いつもよりどのくらいタイムアップするか。
9月のレースを控えたうえで、普段の練習が積み上げられているかどうかを
確認したかった。

通常、箕面の山を登っていくところを今回はアップしながら池田市伏尾を目指す。
メンバーは師範とチーム員のOKD氏。
少々強すぎるOKD氏について行けるかどうかが問題となりそうだが
コースの状況を把握している自分だからこ良いペースメーカーとして
利用できるのかもしれない。

ポイントごとのタイムを告知したものの、ペースメーカーとなるOKD氏は
スピードメーターを付けておらず、ご自身の力をできる限り絞り出す形となった。

序盤である2km先の霊園入口で1分ちかく短縮。
5km地点であるセブンイレブンを越えたところで2分ちかく短縮。
こんなペースで行くと間もなく潰れるペースだと思いきや、
前に引っ張る選手がいると妙な負けん気が出てくる。
通常、止々呂美交番で失速気味となるが負けん気から先頭交代までする。
うしろもずっと張り付いたまま。
無理した結果、7.6km地点の市町境界標識で終わるだろうと思いきや、
まだ踏ん張れた。
内心的には通常「ここまで頑張れたら良しとしよう。」という節目でもあったが
身近にライバルがいると心の節目もかわるものである。

金石橋から2km近くの平坦部分はラストスパート部。
ここはどれだけしんどくてもめいいっぱい踏み込んで行くことが
最終的なトレーニング内容ともなる。
ゴール前で「あかんっ!」となるタイミングを遅らせるトレーニング。
も少しだけ我慢力を付けるトレーニングですかな。

最後の最後は10数秒だけリードさせてもらった。
ちなみにアタックしたわけでもなく、ここまで登ってきた負荷を掛ける事なく
踏み続けれた結果にしか過ぎない。
逆にアタックできるほど力が付いていれば自分の能力に言うことないのだが。
まぁおっさんながら今日はおっさんながら良く出来たかもしれい。

走行タイムは20分21秒。
初めてTTバイクに乗った時に更新した記録タイムより20秒も速かった。
やっぱり複数で走る練習は必要である。
ソロ練では限界点が決まっているようなところもあるが
複数で走る事でその限界点を越える練習を重ねることができる。
こういった所が練習の重要な部分でもある。

この後、高山公民館まで急いで登り、朝練に参加していたチーム員に挨拶回りしにいった。
チーム員が公民館で雑談しているだろう時間にも限りがあるので
もちろんTTなみの踏ん張り力で登りをこなしていく。
ちなみにOKD氏は脚にヘタリもなく途中でアタックして逃げて行った。
10kmTTした後でも裏高山を7分台で登った。

その後、妙見山にも登りに行った。
もう自分の脚は終わってるだろうと思いきや、
チーム員と競り合う事で普段出ないであろう力が出てきた。
前半で十分使い切った力であろうと思いきや出したタイムは
20分40秒。
これもまた驚いた。
「自分まだ隠れた力持ってるやんっ!」みたいな(笑)
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日曜の練習はこれで終わり。
久々のキツイ練習であったが日常練習の積み重ねが
衰えることなくきっちり出来ていると確認できたし、
ためになる練習にもなった。

なお、今日の練習にはチーム監督である師範のいい刺激にもなったと思う。
師範は今週フランスで開催されるUCIグランフォンドワールドシリーズに出走される。
もちろん日本の代表選手としてね。
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ジャージはもちろん日本代表ジャージ!
今回はレースを控えているので無茶するわけにもいかないので
刺激を与えるレベルではあったけれども
チーム員同士の競り合いの中で心身共に良い刺激を得ることが
出来たかもしれない。
しかと活躍される事を祈ります。

おしまい

走行距離 60km