苦手なヒルクライム。
E2でスタートしたレース。
「E2のポイントを出来るだけ貯めて、E1に昇格を。」
そういった心意であったが、早々にE1に上がれたので
今度は厳しくキツい状況で参戦する形に。
練習中も登坂能力がなかなか上がらず、根性論に戸惑いも感じている最中、
ふと昔の小川村を走っていた時の記憶が蘇った。
ペダルを踏むポリシーとして、コンパクトギアはあり得ないというのがあった。
しかしBR-1というカテゴリーで走っていた当時は
キツイ登りを繰り返す小川村が完走ができないくらい辛かった。
その時、ふと感じたのがFC-R700(コンパクト)を使ってみるとどうだろう。と
邪道な考えが巡り、実戦で使うに至ってしまった。
実際、辛く感じた登りでありながら、脚にキツイ負荷を貯めることなく、何度かこなす事ができた。
ただ下りきってからキツイ登りに入るまでの平坦、緩斜面での巡航速度が落ちてしまい
集団について行くのすら厳しくなってきた。ただ回せないにすぎないが・・・。
結局、問題点として考えていたことがアベコベな状態となってしまった。
あの時、三浦恭資選手と一緒にレースから降ろされたという妙な記憶が残っている。
そんな時から再び「コンパクトなギアは邪道だ」という気持ちが蘇った。
しかし最近、フロントギアの39Tが38Tや36Tになっているのが普通となった。
これまでの根性一筋で走る時代ではなくなったのか?
それとも理論的に効率よく走るための根拠なのか?
しかもカセットに28Tを組み入れられる事も普通となった。
実際にそういうモノを登りで使うともっともっと走れたりするのか?そう考えるようになった。
昨年、六甲山でお会いした強いクライマーであるれすとまんとお話してみたら
コンパクトを使っている事をうかがった。
それをグルグル回すことによってキツく、距離の長いヒルクライムをこなせるようだ。
その走りを後ろから拝むこととなった。
「登りのみにあってはそういうのも有か?」

前置きが長くなってしまったが、今回の伊吹山はその考えを取り込む事にした。
ノムラボで「邪道だ」と言われながら・・・。
KIMG1043 (2)
クランクを52T-36Tを50T-34Tに。
そして邪道者になるついでに普段から心掛けない軽量化に気を配ってみた。
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フロントホイール599gのレーシング ゼロを589gのノムラボ5号に。
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リアホイール818gのレーシングゼロを788gのノムラボ5号に。
さらにタイヤをグランプリ4000を決算セール¥1600ぐらいで買ったディアマンテプロライト。
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そこそこ軽量だと思っていたコンチネンタル(211g)より36gも軽いヴィットリアのタイヤ。
これらをアッセンブルして出来あがった愛用車アカマツ号の総重量7.4kgに。
なんとドグマより1kgも軽くなってしまった。
もともと自転車に軽量化を求めていない人間なので
軽量化した自転車に恩恵を受けるのかどうか。
辛く感じるヒルクライムを軽快にこなせる事ができるのか。
そしてどこまで回りの選手に対抗できるのか。
明日の伊吹山をこれで挑んでみたいと思う。
しかしながら風邪の引きはじめなのか、喉が痛くて熱っぽいのが気になる。
明日1日もってくれい・・・。

おしまい。