すっかり遅くなってしまった。

さて、1日目のダメージを引きずりながらの2日目。
内臓系はバッチリ復調してるから、朝から激辛のキムチラーメンなど
食してカロリー摂取に勤しむ。

前日のレース前は変に余裕をかまして
現場でコーヒーなど楽しんでいたが2日目はそうはいかない。
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脚に残っている乳酸を除去すべく、小1時間ほどローラーを回す。
レースでこれだけ神妙にローラーを回すのは初めてかもしれない。
信奉するチームSKYの影響も少なからずある。
でも我慢して回してよかった。朝からバキバキだった脚も若干軽やかになった。
あとは実際に負荷かかった時にどうなるか。
怖いので事前に試してみることはしない・・・・。出たとこ勝負だ。

アップも十分に行い、レース本番。
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僕ごときがおこがましくも、
チェックするコラッジオの面々に紛れてスタンバイする。
今日は元気な高校生もいないし、
きっとみんな疲れている事に大きな期待を寄せる。
あくまで疲れているはずに違いない。という希望的観測に過ぎないが(苦笑)

疲れている脚に極力無理をさせず、1周1周をお得に回るなら先頭。
後方でのスタンバイだったが、スタートと同時に一気に前方へ上がる。
相変わらずスピードは速いが、気のせいか前日より緩い気がする。
速度が遅い(前日比)のならば、前で走ってる事との相乗効果で
そう感じても間違いではなかろう。
ただ前日より緩いというだけで、速い、キツイ、しんどい事は間違いない。
それでも「1周得した(ホッ)」と思いつつ、2周目。

先頭集団のまま、間もなく登り区間というところで
イエロージャージがチーム員に
「これから集団を潰す動きにでるから・・・・」と話す声が聞こえる。
そして一気に先頭へおどり出てペースを上げる。
それはもう半端ないスピードだった(泣)。
さすが去年のプロチーム出身者、ここぞという時のパワーが違う。
そんなペースアップに「ここで全力出して千切れたら諦めよう」という気持ちで
喰らいついて行く。
僕の「生き残り走法」はこれの繰り返し。
幸い「もうアカン・・・」となる手前でペースが落ち着いたので
生き長らえることができた。
多くの選手がこの時に千切れたものと推測する。

そして3周目、比較的緩いペースで展開した。
ここでも「また1周得した・・・神さま有難う・・・」と心の中でつぶやく。
「大袈裟な・・・」とお思いかもしれないが、
切れるか切れないかの瀬戸際で走ってると本当にそう思わざるを得ない。
僕のような中途半端な強さだと、ついて行くのも地獄だが切れても地獄になる。
そもそも切れちゃうと今日まで積み上げてきたものが全く無駄になってしまう。
そんな事を考えると、パックの状態でS/Gラインを通過できる事は
感謝以外何物でもないでしょう。

4周目は3段坂のトンネル付近で「ヤバいかも」と感じるようになった。
心臓破りの坂の集団の動きしだいでは「千切れちゃうかも・・・」
千切れなくても最終回はもたないだろう、そんな状態となった。

5周目、先頭集団内でも所々バラけるような感じが見受けられる。
気を付けないと中切れを喰らう。
そんな中、下りで前と距離を開ける選手がいた。
その選手の後方についてると勢いで登れる坂も脚を使わざるを得ない。
彼自身は差が開いても詰めれる脚を持ってるようであるが
もはやリミットギリギリで走ってる僕にとっては
その1回1回が寿命を縮めている。

「彼の前に出なくては」そう思いながら抜け出しを図るが
前を行く選手達の速度も上がってるのでなかなか追いつけない。
一息つけるのは決まって三段坂の手前である・・・。
しかし最終周、集団の速度もそこそこのものである。
一息つく間もなく、坂をこなしていく。
心臓破りの坂でアタックされたら成すすべなし。
「どうか、イーブンペースで行ってください。」
「脚、どうか坂を越えるまで耐えてくれっ。」
だれにお願いするでもなく、心の中で唱える。

そして心臓破りの坂。
ペースが上がる。
もう僕は集団最後尾。
「あとココだけ・・・あとココだけっ!もってくれ脚!
ここで千切れたら今日頑張っていた意味がないっ!」
その一心で挑む。

ふーーーっと視界が狭まり、意識が遠のきそうになったその時、
昨日のゴール後、僕に説教垂れてきた選手が
「頑張りましょうっ!」と声を掛けてきた。
一瞬花園を巡りかけていた僕の意識が現実に戻り、
「な、なにをこの野郎っ!」
奇しくもこれがカンフル剤となり、絞りカスからエキスが出てきた。

ヨレヨレで坂をクリアし、ホームストレート前の坂までには
集団になる事が出来た。
集団前のほうでシケインをクリアし、ホームストレートに入ったが
この出涸らしの脚でできる事はたかだか知れている。
ただこの人数はヤバい。
間違いなくやってはならない着順が控えている。
「もはやデカい事は望みませんっ!やってはならない着だけは・・・っ!」
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いい番手にも付いた。もはや踏めんけどアウターも入れたっ!
「あかんっ!重いっ!」と即座に2枚落としたけど・・・。
「お願いっ!できるだけ前にっ!アレの前にっ!こいつより先にっ!」
この時の心理状態わかって頂けるだろうか?
ツールとか見てると、ゴールで選手が頭突きで隣の選手抑えたり、
不自然に身体張って抑えたりしてるシーンがあるけど、
あの気持ちがわかる。
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あの人達は優勝するかしないかの瀬戸際なので
こんなショボイものと比較してはならないが
ショボイながらも気持ちはそんな感じであり、
精神世界でいうところのツールの選手の意識とリンクしている瞬間であると思う。

そんな状況で獲った着順は

16位・・・・。

ふぁんふぁんふぁんふぁ~~~~ん・・・

いただいた実業団ポイントは完走者と同じ20P・・・
最後まで残れたら、何かすごい物を得る可能性があるけど
得れなければそれまで。なんと無情なことよのう・・・。
最後の最後まで頑張ったのに、なんだか報われない気分

くやしければもっと修行を積めという事でしょうなぁ。

今回も遠くから応援来て頂いたサポーターの皆さん有難うございました。
前日に壊れたFDを問題ないレベルに補修してくれた蟹光線の店の人、有難う。
ブログを介して応援してくれているお友達、有難うございました。
そして2日間戦った仲間達と同志達、お疲れ様でした。

しばらくの休息をし、また後半戦頑張っていきたいと思います。

前半戦終了
実業団個人ランキング 22位
チームランキング 21位