朝から雨。

チームのGMが車で迎えに来てくれて身体を冷やす事なく会場入り。
出る前にパンを食べ、車中でおにぎり、到着してサプリメントと
少しずつ体にエナジーを貯蓄していく。
この70kgの身体に仕事させるにはかなりのカロリーが必要。
当初、朝飯には娘が用意してくれたすき家のカレーライスを食べようと
思っていたが、レース中「おえっ」となるような気がしたのでやめておいた。
結果正解だった。

会場入りしてから、滅多に乗らないローラーに乗る。
前日のタイムトライアルの疲労が足に残っているので
それを散らさなくてはならない。

今日は自走によるアップを出来なかったので
少し集中してローラーのアップを試みようと
ウォークマン聞きながら外界をシャットアウト。
ウインウインウイン・・・・

そこにチームのオーナー殿が。
「おはようございますぅ。早速1杯やってるんですねぇ。僕もはよ終えて飲みたいです。」
えぇ、僕の集中力なんてこんなもんですわ。
外界をシャットダウンしてる扉なんて、吹けば飛ぶような木(気)の扉ですわ。
結局20分ほどローラーアップして終わり。
なーに問題ない。昨日のTTで出来上がってるんで身体中に血を巡らせればOK。

そしてレース開始。
前回逃げを許してしまって、レース展開に関わる事なく終わってしまった経緯が
あるので、今回は同じ過ちを犯さない、アタックは必ずチェックする。
これを胸に挑んだ。もちろん脚がもてばの話だが・・・。
maimai
レースはスタートからずっーとハイスピード。
唯一脚を緩めれるのはコーナーぐらいか。
とにかく元気な選手が多く、何度も何度もアタックが繰り返される。
そしてその度に同じように喰らいついていく。
それは激しいルアーの動きに反応するブラックバスのように。
ピューッと飛び出す選手にパクっ!
ガツンっと飛び出す選手にパクリっ!!
ドーンと行く集団にパクリっ!!!

人によっては僕のようなものを「バカ」というが
E1カテゴリーはいみじくも過酷なレースを勝ち上がってきた集まりである。
もちろん、なんちゃってアタックだけの選手もいるかも知れないが
レースは何が起こるか分からない。
今回はバカと言われようがバスと言われようが、前回のミスを
犯さないため、
またアタックする選手に敬意を表し全身全霊で反応しまくったった。
正直なところその心構えで挑まないとついていけないというのもあるが・・・。

今回はこんな走りをしたにも関わらず、最後まで脚がもってくれた。
実はネガティブな言い訳を特盛で用意していたのだが
使うことはない大変満足なレース内容だった。
着に入ってればもっと満足である事は言うまでもないが、
シーズン序盤は結果より内容重視でいいかと。

とにかく気持ちが先行、終始アタックをチェックできる位置(前方)で
展開していたことが結局脚を使わない事に繋がったと思う。
仕事が落ち着いたら、もっと走り込んで体重も絞って
もっとフレキシブルに動ける身体に仕上げていこうと思う。

ゴール後、観客の方から「かっこよかったですよ!」と声掛けて頂いた。
あいにくお名前を存じない方だったが
そう声掛けていただけた事は選手冥利に尽きるかと思う。
また雨にも関わらず、多くのチーム関係者が応援、サポートに駆けつけてくれた。
これもまたチーム冥利に尽きるものである。

今後も泥臭くカッコいい走りを目指して頑張って行こうと思う。

また宜しくお願いします。