車中泊を決めた僕らはこのあたりで唯一のコンビニへ。


いわゆる大きな冷蔵庫の横に泊まると思えばいい。


無料ではないが・・・。


まぁ考え方については先に買って保管していたものを食べるか、


食べるその時にお金を払うかの違いにすぎない。


余談だが我が家の冷蔵庫はモノが少ない。


家の裏にイオンという大きな冷蔵庫があるからだ。


話が脱線してまったが、僕と監督は宿で飲もうと思っていたビールを開け、


無事に落ち着けた事に乾杯した。

hoshi9

先の宿での話や山口でのレースの話について盛り上がった。


いつもと違うのは暗がりの中でお互い前を向いたままの状態であることだけだ。


思った以上に話がはずみ、その冷蔵庫に追加のビールを取りにいく始末。


時間はもう2時半であった。


朝を迎えた。


hoshi6

僕たちはどうやらトラックの駐車レーンに落ち着いていたようだ。


小さな車が幅を利かせて申し訳ない。


僕は比較的よく眠れたが、監督は寒くて何度も目が覚めたようだ。


監督も昔は広きアジアを輪行の旅に出て、


幾多のサバイバル経験を積んできているのだが、


やはり歳をとるにつれてキツく辛くなり、そんな事ができるのも


若い時だけの特権なる事を話していた。


はたして僕が同じ歳になった時、監督のような事を若者に言えるように

なっているだろうか・・・。


老いてまで「2泊3泊ぐらい車中泊するハングリーさがなくて、

厳しいレースに勝てるか!」って言うてるかも・・・。


さすがに美談でも根性論でもないですな。歳相応の振る舞いがしたいものですな。


当日のレースはレポの通り。


布団で寝てなくても十分戦えた。

監督も善戦した。


hama13

十二分に力を発揮して2日目の戦地へ向かう。

まだつづく・・・