k3

この日の為に9月に入ってからは
非番日に必ず100km超の走り込みをしてきた。

途中、舞洲クリテでコンディションをさらにあげて
いい状態で経産旗杯に挑めるよう・・・。

ちょっと走り込みが足らなかったようだ。

結果は36位。

最終周のバックまでは大集団で生き残っていたが
あと半周のところからペースが上がり、それに対応できなかった。
目標は完走であったが出来れば、集団の中でゴールを迎えたかった。
ひとえに夏場の走り込み不足。

展開は
ランキングトップを争うホンダとタケシバが主導権を握るのだろうと、
付いていくモノとしては「逃げるなら早目に決めてくれ」と心に念じながら走る。
E1選手84人で出走するも2周目に67人、3周目に61人と
徐々に集団の人数が絞られてくる。

序盤、しんどいのがわかっていながら集団中から後方に位置して走る。
中盤、後方には下りコーナーの苦手な選手が多くいる。
あきらかに前の方との走行に差がある。踏まなくていいところを踏んで走らなくてはならない。
それも我慢していれば人数が絞られ、そのうち走りやすくなるだろうと
そんなに余裕もないくせに変な余裕などかましてみる。

k1

4周回目、下りコーナーでブレーキをかける回数も少なくなってきた。
そうだろう、集団の人数は53人にまで絞られていた。
ここに残っている選手はそこそこ下りのテクニックを持ち合わせてると
判断してよいだろう。
ここまでくると前で走るも後ろで走るも同じようなものだ。
しかし同時に登りも速いので、置いてけぼりを喰らわないよう
登りだけは頑張ってポジションを上げて走る。
そして下りは後ろについて回復を図る。



k6

なんて・・・文字では戦略的なことを書いてるが
脚はすでにやばくなってる6周回目。
坂は脚をこねくり回すようにして登る。
ペースが上がれば千切れる可能性大。
しかし集団内に大きな動きはなかった。(ホッ・・)

そして最終周回。
「よくぞ生き残った。」それが正直な気持ち。
それと同時に
「自分の死に場所はどこだろうか・・・」そんな気持ちもある。
自分の脚の残り分では掛け合いが出来ない事ぐらいわかっている。
最後の最後は奇声をあげながらでも坂を登ってやる。

そして「わが走りに一点の悔いなしっ!!!」って感じで終わりたいですな、最後は。
そりゃそうでしょう、短い期間ながらも集中して走ってきたし(1000kmちょっとだけど・・・)、
普段しないアップも念入りにしてみたし、(本郷ICまで下ってガッツリ登って・・・)
やれることは全てやったしね。


そしてその時は来た・・・。

「ぁあ・・・ぁ・・・」

千切れる時はそんなもんだ。


練習した分は出し切れたし、まぁ良しとするか。
もっと乗り込めば何とかなるような、ちょっと来年度に向けて可能性を感じる
内容だったので良しです。

今回も多くの応援を頂き、有難うございました。
もっと応援しがいある走りができるよう精進します。
k7

※展開での人数は後日Uストリームの実況中継の言葉からひらったもので
  先行してる選手の人数が入ったり入って無かったり、おおよその人数です。
  正しくは画面で数えて下さい。