リザルト E 1 9位

身体のキレが戻らないままの参戦。

「チームをサポートしてくれる方々への感謝の気持ちは身体張って結果でしっかり表さんかいっ!」とチームキャプテンが叱咤激励してくれるので、
体調悪いなりにもチームに対して少しでも貢献できて本当によかった。
※キャプテンのセリフには演出をつけてます(^^)

広島ロードは10年ぶりでしょうか(^^;;
今回は久々に走る広島のホイール選びに苦悩する。
昔は体力もあったので迷わずコスミックカーボンを選択していたが、10年の体力減退分と今回の体調不良分を考慮して軽量のシャマル(自分の持ってる中での最軽量)か、逆にそれらを補完すべくエアロホイールのバレットか。

決めかねて現地で既にレースを終えたハッシーモとウエジュンに聞いてみる。
「バレットぉ?あり得ん。」
二人とも口を揃えていう。
勝負所は登りになるから踏みの軽いホイールがベストとの判断から。
確かに僕のバレットは1700g超なのでスピードが高速→0→高速の繰り返しのコースレイアウトでは致命的かも知れない
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「BORAさえあれば…。」長い自転車歴の中で感じた事のない想いを抱きながら、いそいそとタイヤの入れ替え。
硬いわ…。

少々手間取りながらも入れ替え完了。
そうこうする間にスタートまで1時間半を切る。
急いで食事を摂らなければ。
今回はつけ麺売切れのため冷麺。
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事もあろうか箸を忘れてしまった。
マビックのハブ工具で食べようと考えていたら、事情を察したS林氏が自分の箸を貸してくれた。
ハブ工具はコレね。
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冷麺の他、パン、おにぎりを食べ、ゼッケン、タグ等を取り付けたらあっと言う間に出走時間。
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スタート地点に並ぶ。
この時は笑顔だが数分後には苦悶の顔に変わる。
スタートの号砲はなんだかドサクサに紛れて鳴った。
出遅れて後方からついていく。
1周目から速いペースで進む。
後方から長く伸びた集団を見てると前と後ろでは明らかに漕ぎ始めるポイントが違う。当然の事ながら前方は坂の真ん中ぐらいまで惰性で進むが、後方は登り始めから漕ぎ始めなくてはならない。
そんな後方でもある程度惰性を利用した漕ぎ始めなので、慌てて上がる事なく、そのまま後方からヒラヒラと着いていく。
三段坂になると前の方に上がる。登りながら速い人に抜かされていって、頂上着く頃にはホームポジションに戻ってるという採算だ。
そして下る。

2周目、危機が急に来た。
下り切ってから最初の登り。下った勢いで登ってるので先頭だと気付きにくいが、後方から行くと結構キツイ。
フェンストンネルに着くまでの区間だ。
途中、切れてしまった。
出走する前からネガティブモードだったので、この時降りようと思ったが、気持ち入れ直して、「もう1回だけ」と全力で踏み、集団につき直した。
その後、三段坂もキツく感じ、ホームストレートでも千切れそうになる。

3周目、後方は辛くなるので集団中程に位置取る。集団のスピードも緩くなったので幸いだった。
三段坂では自分史上初の走り方を試みる。
いつも坂では前に上がって徐々に下がっていたのだが、思い切って後方からエッチラオッチラついて行ってみた。
楽だ。しかもアウターで行ける。

後方から行っても心臓破りの坂で自然と前に上がれるようなので、コレ以降そうする事に決めた。

何故か考えてみた。
坂に入る前に前方へ位置取るため、一生懸命漕ぐ→脚が辛くなる→インナー入れる→グルグル回す→心臓バックんバックん→心臓破りの坂タレタレといったあんばいだ。

トレーニングの成果か、前日変更したクリート踏み踏みセッテイングのおかげか。
インナーで登るよりアウターで登るほうが格段に楽で、心臓破りの坂でもゆとりが出来た。ゆとりと言っても「あかん時にはインナーがある!」という気持ちの保険ですがね。

4周目、キャプテンが積極的に前方で走る。それは5周目に入っても続いた。
シルベストのように列車を組んで走り続けたいが、キャプテンと僕の2両編成だと軽量の新快速とディーゼルのキハ系が連結してるようなもんであまりスマートじゃないかも。
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登りの度に切り離しですわ。

5周目、何人かの逃げグループが形成されているようだったが集団は積極的に追うような動きは見えない。
三段坂でペースが上がるも、例の走り方でタンタンと登る。心臓破りの坂で少し掛かる。さすがにアウターだとスピードが乗らないので最後だけインナーに入れて追従する。
逃げからこぼれたであろう選手を吸収しながら最後の連続ヘアピンに向かう。
意外に前のほうでヘアピンをクリアしていく。
登り切って、開けた状態でホームストレートに入る。前は4、5人だったと思う。
不完全な体調で挑むには長すぎる。行きたい気持ちを抑えて我慢。
ちなみに昔は登りきった瞬間からもがきに入ってました。
体調がベストなら同じように行ってたでしょう。
そろそろ残り300m。
ここからなら!と思ったら既に包囲されてるT^T
どうやら我慢をし過ぎたようだ。
腰を上げたものの…前と左右に居てるし…。

左右の選手だけかわして、そのままゴール。
なんか中途半端な感じですが、怪我もせず、ポイント確保できて良かったと思います。
一時は諦めかけたくらいですからね。
次は静岡。
競技史上はおろか、生まれて初めて伊豆半島に乗り込みます。
なんとか復調して、いいトコ見せたいですね。